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海外で「日本人だから」優遇されることはあるのか

 

こんにちは!

今回のブログでは最近ツイッターで見かけた、「日本人だから特別扱いされると思っている人はいつの時代の頭をしているのか」ということについて経験談からコメントしたいと思います。

 

 

海外での日本/人の立ち位置

海外、ここでは私が生活をしていたオーストラリアとマレーシアに絞ってお話したいと思います。

 

日本はアジアに位置する国ですよね。その中での全般的に好印象を持つ国の位置的にはかなり上位に値すると感じます。

 

このことはテレビや昔あったMade in Japanなどの影響もあるかと推測します。しかし、マナー面でいうと日本人は謙虚で丁寧とおっしゃる方が多いです。

 

お店などでも、日本人はとても真面目でしっかりと仕事をしてくれるので雇いたい!というオーナーさんにも出会ったことがあります。また、ホームステイに関しても絶対日本人の子が良い!とエージェントにリクエストしている家庭もあります。

 

空港も日本のパスポートを見せると信用度という点で測れますよね。

 

日常生活での気付き

・オーストラリア

オーストラリアに住んでいた頃の高校は「日本人」とわかると態度が変わるというのは目に見えてわかりました。これは日本にある中学や高校と姉妹校や提携を結んでいるのもあり、親日家の先生が多いこともありました。

 

オーストラリア、シドニーでは特に中国人の人口が爆発的に増えていて経済に潤いを与えていますが、市民の生活においては深刻なダメージを抱えています。オーストラリアの教育/留学ビジネスは国のとても大きな産業となっています。物価が高いということのみならず、学費は公立校でも非常に値段が高いです。それに加え、かなりの金額を生活費等で落としてくれるいわば良いお客様でもあるのです。これは日本人留学生も含まれていますが、年々日本人の留学生の数は減少しているかと思われます。さて、ダメージとはマナー面におけるものと、富裕層の流入により土地などの価格が篦棒に上がってしまい反感を買っている点です。ただ、マナー面が大きいですね。

 

そのような背景もあり、アジア系の中でのマイノリティになりつつある日本人なのでわかると歓迎されます。勿論、良く思わない方もいらっしゃいますよ。

周りの人たちの反応で1番わかりやすかったことと言えば、「日本人」と聞いた時と「中国人」と聞いた時の差です。あからさまに違います。差別的な態度ですが、こちらはマイノリティ、何もすることはできません。心苦しいですが、これがその国に住まわせてもらっている子供の現状でもありました。いくらオープンな環境であっても、大人に意見することは子供にとって難しいことなのです。

 

多民族国家と言われていますが、内情は様々な事情を皆抱えています。オーストラリアでは「日本人だから」優遇されるのではなく、歓迎されると一般的には言った方が良いかもしれませんね。

 

・マレーシア

マレーシアにおいての、「日本人」の立ち位置はかなり高いと感じました。

 

日本からマレーシアに入国した時に降り立つ空港でも日本のパスポート保持者は早く通れますね。これは、パスポートの強さとビザの関係における政治的な要素です。

 

実際の生活はどうかというと、マレーシアは親日国と言われていることは正しいです。また、昔の Look East政策の影響であったり、日本の会社も多く参入し生活に浸透していることから当たりは良いですね。

こちらもオーストラリア同様に、マナー面や日本の技術や食の素晴らしさに感動し、好きになってくれている方も多くとても優しくしてくれましたね。現代ですと、アニメ文化の広がりを切り口に興味を持ってくれる方が大勢います。

 

私は常々、サンウェイ大学のオフィスの対応が良いと言っていますが、南アジアや中東の友達から言わすと「日本人だから」だそうです。彼らの目からすると対応の差があるようです。

これは、決してサンウェイが差別的と言っているわけではありません。勿論、彼らのオフィスへの聞き方や態度、対応に問題が見受けられていると私は感じました。しかし、このように「日本人だから」といった様にネガティブな方向に優遇されいるなどと現実がすり替えられてしまうことがあります。日本は発展途上国からみたらそれは素晴らしいことを御託に並べているのでそれは良く写ると思います。この点からいうと、日本人は優遇されているのかもしれませんね。

 

しかし、マレーシアはLook Eastと言っていた時代もありますが、日本人と悲しい過去を持つ国でもあります。戦時中日本軍のマレー半島への侵略により苦しんだ生存者がまだご存命であり、遺族の方々の怒りは底をしれないでしょう。

友達のおばあさまが経験者であり、一度お会いしたことがあるのですが「日本の文化やもの、景色は素晴らしいと思うし、好きだ。だかあなたたち日本人は許せない」と仰っていました。

 

このような歴史的背景から一様に「日本人だから」マレーシアで暮らしやすいとは言えません。しかし、最初に書いた様に「日本人だから」ビザの心配はないですし、歓迎されることもしばしあります。

 

まとめ

結論的に、「日本人だから」優遇されることはないでしょう。

ただし、「日本人だから」アドバンテージ/有利に感じる場面はあると思います。

 

それを生かすも殺すも自分次第です。しかし、ここで重要なのはそのアドバンテージだけに目を向けて、そこに胡座をかかないということです。日本を出て、他の国に住むということはマイノリティになるということです。つまり、自国では簡単にできていたことが何倍も時間がかかったり、思い通りにならないということです。なぜなら、その国にお願いして住まわせてもらっている立場だからです。私としては、このスタンスで生きてきました。どの国もまずは自国民が優先です。これは当たり前だと思います。そこで「日本人」を世界的にも立ち位置が高いので優先させろというのはお門違いです。

 

確かにバブルの頃やその昔は、日本も経済的に潤っており、他国からするといいお客さんだったのでしょう。しかし、これは金払いがいいというビジネス的観点でもあると思っています。いわゆるサービスですね。これを「優遇」と勘違いした人たちが多いのだと思います。なので、ツイッターで見かけた「日本人だから特別扱いされると思っている人はいつの時代の頭をしているのか」は正しいと思います。

 

旅行客では難しい部分があると思いますが、留学を考えていたり、している人でこの意味を履き違えている方をたまに見かけます。とても危険ですので、今一度考え直した方が良いと思いますが、基本的に理解されないのでご勝手にと思うことも多々あります。

 

海外で「日本人だから」優遇されるということではなく、歓迎されることはあると私は結論づけましたが、皆さんはどう思われますか?

 

Mayu

 

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