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「歴史や文化にむやみに踏み入ってはいけないよね」という話

こんにちは!

今回のブログでは留学生活の醍醐味と言えるテーマの2つ、「歴史」と「文化」についてです。

タイトルにある通り、「歴史や文化にむやみに踏み入ってはいけないよね」という話なので、私のマレーシア留学の時に感じたモヤモヤと教訓をまとめてみました。

 

 

なぜ「歴史」と「文化」について留学生が触れてはいけないのか

これはシンプルに、

「「その国の人ではないから」」

 

一度立ち止まって良く考えてみると、わかると思うのですが、日本人も日本のことを知らない人に良くない言われ方をすることに対して敏感ですよね。世界の最近の例で挙げると、英国ロイヤルファミリーのハリーさんのアメリカのインタビューでのアメリ憲法についてのコメントが有名だと思います。

 

私が思うに、その国で生まれた、育った人にはその国についてとやかくいう資格があると思います。なぜなら、上記のようにその国の人であるから。しかし、外の人間が何も知らないのに口を出してきたり、批判するのはどの出来事、例えば友人関係でも当てはまることですが「何も知らないのに!」といった気持ちになりますよね。

 

歴史と文化というものはとてもセンシティブであり、当事者とそうでないものでは超えてはいけない一線というものが存在します。留学においては、この「超えてはいけない一線」を感知する能力も上がることでしょう。これは、その国にこちらがお願いして住まわせてもらっているという自覚が芽生えるからだと思っています。また、この一戦もそこでの滞在年数や経験が長くなれば長くなるほど変わってくるものでもあるでしょう。

 

体験談

①大学の教授の話

この話はorganizational Behaviour (通称OB)と呼ばれるビジネス教科のクラスでの出来事です。もともとこの教科を担当している教授は癖が強く、一方的な考えの持ち主なのですが、その教授が「後輩育成」といったテーマの授業の中でダメな例として送ってきた動画が日本の映画の一部のシーンを抜き取ったクリップ (下記参照)でした。これは戦時中に後輩の命を生き残らせるために、先輩で上官である人々が船とともに犠牲となる決断をするといういわば、「日本の美学」でもあります。また、このような勇敢な上官の覚悟と意志に加え、期待を背負い邁進して行くという心情の筋書きです。しかし、この教授は「この上官や日本人の考えはバカだ」と言い切り、「上が死んだらだれも面倒をみる人が見ないから日本は戦争に負けた」と続け、企業も同じと結論づけました。確かに、上の者がいなくなるということは豊富な知識や経験を下のものへ繋いでいくことができなくなります。この点に関しては理解はできます。しかし、企業やビジネスというプラットフォーム上での話です。

 

ここでの問題点は、その結論の引き合いに「日本の歴史と文化」を持ち出したことなのです。個人的観点からすると、この映画に関しては完全なる「歴史」と「文化」をモチーフにしたものであり、ビジネスモデルと比べられるものではありません。そして、教授のコメントは人として、「日本人」が在籍するクラス、学部、学校で発言しては決していけないものだと思いました。これが、歴史を専攻している学者である教授であれば藩士は違いますね。なぜなら、知識があり、その知識は当事国の者も納得できるからです。

 

上記のように、歴史と文化の理解の履き違えは簡単に起こります。しかし、憶測で藩士をしてはいけないのです。

 

 

www.youtube.com

 

②大学のクラスメイトの話

これはSociology (社会学)の授業中にクラスメイトが私に対して発言したマレーシアと日本の歴史に関わることです。ご存知の方も多いかと思われますが、日本は一時期マレーシアに侵略していた時期があり、それはかなり非人道的かつ残略的な手口だったそうです。このことに関して、日本人として恥ずべきれ式であり、知っておかなくてはいけないことだと思います。その歴史を踏まえた上で、Child labourについてのクラスだったのですがそのクラスメイトは何を言ったかというと、「日本の侵略のせいでChild labourはマレーシアに始まった!日本が悪い!」です。これに関しては全くの見当違いですよね。Child labourに関しては古くから行われてきたどの国にも存在しうるものです。決して、日本軍の侵略によって発足した出来事ではないですし、仮にそうだとしたら歴史的に名を残しているでしょう。確かに、マレーシアの方々からすれば日本人が未だにくいというのはわかりますし、理解しています。しかし、これは完全なる八つ当たりにこじ付けだと感じてしまいました。流石にこれにはまわりにいたクラスメイトと教授は大慌てで訂正と謝罪をしてくれましたが、その子は一貫として自分の発言を曲げませんでした。

 

このように、歴史や文化にまつわることは個人の気持ち等が入り、余計にお互いでモヤモヤした説明し難い気持ちが残ります。また、パワーバランス的に侵略した側に発言権はないに等しいです。それが、今現在の平和な時代においてもです。私たち、日本人には過去の過ちに対する責任があるのです。

 

なので、むやみに歴史を話に持ち出すことはやめたほうが良いのです。話がこじれますし、まっとうな議論ができなくなってしまいます。

 

また、これは個人的な意見なのですが、「戦争」について当事国のものに直接当たって良いのは戦時中でまさに体験した方のみだと思っています。その後の子孫、特に今の世代の子が他の子に当たるのはお門違いだと思います。これは、「経験」していないからです。どれだけの痛みや苦しみがあったのかは当時経験した人にしか特に戦時中などわかりません。現代の恵まれた環境の課でそれを想像することは難しい上に、それ以外の場面では皆仲良くしましょうといった行動をしている時点で矛盾、Ironyだと感じます。なので、私は戦争経験者の方に言われることは許せますし、心から申し訳なさがありますが、そうでないものから発言は悪意にしか感じ得ません。

 

まとめ

体験談からわかるように、留学をするにあたって他の国行くということは少なからず歴史や文化的なもので嫌な思いや正しい知識とかけ離れた発言を目の当たりにすることが少なからずあります。現在は基本的に皆歴史や文化に触れるものについてなるべく発言しないようにとなっていることが多いですが、それでもいう人はいます。

 

そのような場面や体験にあっても、それは逆にチャンスでもあるのです。いわば、「反面教師」です。「相手を見て自分も正せ」ということです。そこから学ぶことも多いですね。

 

しかし、度を超えた発言は然るべきところへ報告し、周りに助けを求めても良いということを忘れないで欲しいです。私も教授に関してはこれ以外にも目に余るところがあったので、報告しました。

 

タイトルの通り、「歴史や文化にむやみに踏み入ってはいけないよね」という話の結論は、「歴史や文化にむやみに踏み入ってはいけないよね」です。

 

Mayu

 

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